こんな学生でした!
大学ではフランス史を専攻し、主に語学と近世フランスの宮廷文化を学んでいました。物心ついた頃から西洋の文化に憧れを抱いていましたが、授業を受けるうちに特にフランスの歴史と芸術の魅力に引き込まれ、語学の勉強にも積極的に取り組むことができました。
フランス語検定を取得し、フランス語の資料や文学が自分の力で読めるようになったことで、翻訳版では味わいきれない作者の表現などに直に触れられるようになりました。卒業前には、集大成として大学の短期フランス留学プログラムに参加し、ホームステイや現地大学での講義を体験した後、パリで食や芸術に触れる経験をさせて頂きました。
休日は関東近辺に日帰りで出かけることが多く、週末はバレエ教室に通っていました。本番に向けて仲間と練習に励んだり、衣装を自分で制作したりと、とても充実した時間を過ごしました。大学時代は学業、プライベートともに好きなものやことをより深めることができる、非常に貴重な時間だったと思います。
就職活動の間、大切にしていたこと
就職活動において、私が最も重要視したのはワークライフバランスでした。
近年、転職を視野に入れたキャリア形成も一般的になりつつありますが、私はできる限り長く勤められる企業への就職を希望していました。そのため、社員の方々にお話を伺う機会があれば積極的に働き方について質問し、自身のキャリアビジョンと照らし合わせるようにしていました。
また、私は勤務地や業務内容、自身の性格を考慮し、事務職という職掌に絞って就職活動をしていました。活動を進める中で、同世代のインターン参加や早期選考といった情報に焦りを感じる時期もありましたが、私は「目指す方向性を定めること」に多くの時間を費やしていました。
選考への参加時間は比較的少なかったものの、じっくりと自分と向き合うことができたため、納得のいく就職活動になったと思っています。入社後のギャップを最小限に抑えるために、自分自身をよく理解することと、就職活動時に多くの方からお話を伺い、自身の考えとすり合わせることが重要であると実感しています。
入社後再認識したANAFの良いところ
入社後、配属されて感じた当社の良い点は、一つの課の中で多様な事業を経験できることと、常にチームで業務の目的や目標を共有し、自分の役割を再認識できる環境が整っていることです。
私は事務職として入社したため、配属前は「総合職の方が必要とされているのではないか」という不安がありました。しかし、依頼された業務をやり遂げる度に先輩方が「ありがとう、助かります」と声をかけてくださり、自分の仕事が誰かの役に立っていると感じられたことで、総合職を支える事務職の役割や重要性を明確に認識できるようになりました。
私の課には多くの事業がありますが、事務職は事業の垣根を越えて業務を行うという特徴があるため、常に課の皆さんと一緒に仕事をしていると実感できますし、どの事業にも携わるという点で事業間をつなぐようなポジションでもあると感じています。このようにやりがいをもって働くことができるのは、日頃から感謝や協力を言葉にして伝え合う、チームワークに優れた課の環境があるからだと感じています。
就活生へひとこと!
就職活動において一番大切なことは、ぶれない軸を持つことだと思います。
私の周りには公務員や大学院進学を選択する友人が多く、仲間や情報が少ない中での就職活動は心細く感じたこともありました。一方で、一人だったからこそ自分にじっくりと向き合い、スピード感や業界選択において周りの状況に左右されずに自分のやり方で就職活動を進められたのだとも思います。
自己分析をしても、すぐに相性の良い業界や社風を見つけるのは難しいかもしれません。しかし、世間体や憧れではなく、自分が絶対に譲れない働き方の条件を決めていくことで、少しずつ自身の価値観が明確になっていきます。つらい時期もあるかもしれませんが、迷ったときは、自分をよく知る人の意見を聞いてみるのもおすすめです。
理想の環境は人によって様々ですが、皆様が一番輝ける就職先を見つけられますよう、願っています。